
現在まだ開発段階ですが、情報解禁となりチュートリアル動画が出てきていたのでこちらをもとにEVE Frontierチュートリアル記事を作成してみました。
注意: EVE Frontierは現在開発中のため、ゲームの仕様や UI が頻繁に変更される可能性があります。このガイドの内容も将来的に更新が必要になる場合があります。
EVE Onlineとの違い
4大帝国というNPC国家が存在するEVE Onlineとは異なり、EVE Frontierは文明が崩壊した宇宙で一人のライダー(Rider)として目覚めるという設定なので、始まりのシステムではNPC宇宙ステーションや既存のインフラが全く存在しません。文字通り残骸から資源を回収し、自分の手で精製施設や基地を建設し、インフラを構築していく必要があります。
EVEOnlineとの共通点:
- 同じCarbon エンジンを使用
- 三人称視点での宇宙船操作
- プレイヤー主導のサンドボックス宇宙
- 複雑な経済システム
主な違い:
- 規模: EVE Frontierは10万以上の星系(EVE Onlineは約7,800)
- 雰囲気: ダークで神話的なSF世界
- サバイバル要素: 燃料管理や資源確保の重要性がより高い
- スキルシステムがない: 最終的にどうなるかわかりませんが、現時点ではスキルという概念がありません。
- モディング機能: Smart Assembliesによる広範なカスタマイズが可能
システム要件とアクセス方法
必要なシステムスペック(現時点での情報)
スペックはFAQページより参照
最小要件:
- OS: Windows 10 64-bit または macOS
- CPU: デュアルコア 2.0 GHz以上
- RAM: 4 GB以上
- GPU: AMD Radeon 5450/NVIDIA GeForce 420以上(VRAM 1GB以上)
推奨要件:
- CPU: Intel i7-7700 または AMD Ryzen 7 1700 @ 3.6 GHz以上
- RAM: 16 GB以上
- GPU: NVIDIA GTX 1060/AMD RX 580以上(VRAM 4GB以上)
アクセス方法と価格
現在EVE Frontierは有料のファウンダーアクセス期間中ですが、将来的には基本無料でプレイできるようになるそうです。
Awakened Tier – $39.99:
- 専用ポートレート
- 限定スキン1つ
- ローンチ後1か月のプレミアム時間
- 24時間アクセス可能なクローズドアルファ
Ascended Tier – $99.99:
- より多くの専用コンテンツ
- 限定スキン3つ
- ローンチ後4か月のプレミアム時間
- キャラクター名前予約機能
ブロックチェーン統合を理解する
EVE Frontierの特徴の一つがブロックチェーン技術の統合です。CCPいわく、技術的な複雑さをなるべく少なくして、普通のゲーム感覚で楽しめるようにしているようですが、やはり最初はすこしややこしいです。ここがどれだけ一般ゲーマー、とくに日本人プレイヤーの敷居上げるか気になるところです。
EVE Vaultウォレットの設定
EVE Vaultとは、ブラウザやモバイルデバイスで利用できるインベントリ管理ツールです。まずはここの概念から理解する必要があります。
https://docs.evefrontier.com/EveVault
EVE VaultはEVEトークンを保管し、キャラクターのアカウントをプレイヤーが作成したDAppsにリンクさせることで、クローン体が破壊された場合でもインフォモーフのアイデンティティを保護します。EVE Vaultは、EVEプロトコルに常駐する自律エージェント「Keeper」によって監視されています。
- EVEトークン:サードパーティの開発者/モッダーのための包括的なビジネスモデルとエコシステムを促進するために設計された、固定量のERC-20ユーティリティトークンです。EVEトークンは、EVE Frontierの正式リリースまでテスト環境で使用されます。注:テストプレイで使用されたEVEトークンは、各プレイテストで消去され、次のプレイテストには持ち越されません。
EVE Frontier の経済は、現実世界の価値をゲーム内の価値と交換したり、その逆を行ったりできるように設計されています。
コミュニティ主導のダイナミックな経済圏により、カスタム通貨の作成、市場の構築、そしてデジタル資産を現実世界の価値に変換することが可能になります。真にオープンな自由市場環境で、資産、サービス、そして評判を取引しましょう。
この自由市場のアプローチをサポートするために、EVE Frontier ではさまざまなゲーム内通貨が利用可能になります。これらはすべて ERC-20 トークン標準に基づいて構築されています。
LUX: ゲーム内取引に使用されます。例えば、LUXはゲーム内マーケット、ステーションサービス、プレイヤー間の取引などでアイテムを購入する際に使用できます。
EVEトークン:価値の手段として、また追加のマイニングレンズの取得手段として交換できるユーティリティトークンです。EVEトークンは、厳格なテストを経て、経済設計、使用方法、パフォーマンス、セキュリティ、トランザクション速度に関する当社の基準を満たすまで、テスト環境で使用されます。
これらにより、次のことが可能になります。
- EVE Frontierの外で通貨を取引する機能
- 二次市場のインセンティブ低下
- プレイヤーが独自の通貨(例えば同盟固有の通貨)を作成、交換、使用できる機能
- ゲーム内インフラの構築者と運営者に報酬を与え、その維持を支援する手段
EVE Vault は、資産と在庫を管理できるコンパニオン アプリとウォレットです。EVE Vault を使用すると、所有するスマート アセンブリ インフラストラクチャとプログラムされた機能を管理できます。
ステップ1: キャラクター作成
https://docs.evefrontier.com/EveVault/walletSetup
キャラクター作成時に EVE Vault に接続する必要があるウォレットが自動的に作成されます。12単語のリカバリーフレーズが発行されるので、必ず安全な場所に保存してください。これを失うとデジタル資産へのアクセスが永久に失われます。
EVE Vault 内のものはブロックチェーン上に存在するため、ゲーム内の EVE Vault だけでなく他のプラットフォームからもアクセスできます。
ステップ2: ブラウザ拡張機能のセットアップ
https://docs.evefrontier.com/EveVault/installation
これはCCPから提供されているChromeの機能拡張でEVE Vaultに接続する方法です。これはゲームに直接関係ないのでトークン資産に興味ない方はスルーしてOKです。
- Google Chromeをインストール https://www.google.com/chrome/
- EVE Vault拡張機能をダウンロード https://artifacts.evefrontier.com/wallet/extension/vault-v1.0.9/wallet-alpha.zip
- ダウンロードしたzipを展開する
- 機能拡張にアクセス chrome://extensions/
- 「デベロッパーモード」にする
- 「パッケージされていない機能拡張を読み込む」を押す
- 展開したフォルダを選択して読み込む
- 12単語のリカバリーフレーズをインポート
- セキュアなパスワードを設定
通貨システムの基本
EVE Token ($EVE): ブロックチェーンベースの通貨で、実際の価値を持ち、外部取引所で売買可能
LUX: ゲーム内通貨で、日常的な取引に使用
Fuel: 宇宙船の動力源となる最重要資源
ゲーム開始:最初の一歩
とまあ、ここまでで既にゲームを普通に早く始めたいゲーマーは挫折しそうな要素いっぱいありましたが、ここからようやくチュートリアルの説明となります。
キャラクター作成と開始地域の選択
ゲームを開始すると、まず名前を入力し、開始地域を選択します。現在のバージョンでは、開始地域は3つに絞られており、これにより新規プレイヤーの体験がより統一されています。どの地域を選んでも基本的な体験は同じですが、それぞれ微妙に異なる環境が用意されているそうです。

最初のミッション:燃料の確保
ゲームが始まると、あなたは小さな宇宙船に乗って宇宙空間に現れます。最初に表示されるメッセージは明確です:「新しい船が太陽系から脱出するために必要。材料を探すことを推奨」。これがあなたの最初の目標となります。

ポイント:とにかく燃料
燃料システムはEVE Frontierの中核メカニクスの一つです。燃料なしでは、あなたの船は機動力を大幅に制限され、実質的に宇宙に取り残されることになります。
資源回収の基本:残骸からの回収
最初の燃料回収
ゲーム開始直後、あなたは宇宙船の残骸が散らばるエリアにいます。これらの残骸から燃料や鉱石を回収することが、サバイバルの第一歩となります。ちなみにこの回収をしないと、あとで結構響くので全部取りましょう。
ステップバイステップの回収プロセス:
- 残骸の選択:近くの残骸をクリックして選択します
- インベントリの開放:残骸のインベントリを開いて中身を確認します
- アイテムの移動:必要なアイテムを自分の船のインベントリにドラッグか、Loot Allボタンで全回収
- 燃料の補給:HUDで燃料セクションを開き、燃料タイプを選択して船の燃料タンクに補給します。ここの場所がなんかわかりづらかったので一応画像で説明しておきます。

カーゴ容量の制限
最初の船のカーゴ容量しかありません。これは非常に限られた容量であり、何を持ち運ぶかを慎重に決める必要があります。後で不要なアイテムを捨てる必要が出てくることもあるため、優先順位を常に考えることが重要です。
ナビゲーションシステム
システムマップの活用

基本的なビュー切り替えは上部のメニューをクリックするか、対応するキーを押すことでシステムマップにアクセスできます。
F1キー:カメラビュー(3人称視点)
F2キー:タクティカルビュー(グリッド内視点)
F3キー:システムビュー(ソーラーシステムマップ)
Mキー:全星系マップ
F1からF3は、マウスのホイールで切り替えることができます。
船の操縦方法
EVE Frontierの船の操縦は、EVEOnlineと同じで直接的なコントロールではなく、目的地を指定する方式です。具体的には:
- オブジェクトへの移動:目的のオブジェクトをクリックしアプローチや旋回を指定することで、船が自動的にそこへ向かいます
- 空間内の移動:空いている宇宙空間をダブルクリックすることで、その方向に移動できます
- ワープジャンプ:長距離移動の際は、ワープ機能を使用しますが、これには燃料を消費します
鉱石採掘と資源管理
鉱石の種類と用途
EVE Frontierには複数の鉱石タイプが存在し、それぞれ異なる用途があります:
Common Ore(一般鉱石):基本的な建設に使用される最も基本的な鉱石です。精製施設や倉庫などの基本構造物の建設に必要です。
Carbonicus Ore(炭素鉱石):特に重要な鉱石で、精製することで水氷(Water Ice)を生成できます。この水氷は燃料生成の重要な材料となります。
Metal Rich Ore(金属鉱石):より高度な構造物や装備の製造に必要な鉱石です。避難所(Refuge)の建設などに使用されます。
採掘プロセスの詳細
採掘を行うには、以下の手順を踏む必要があります:
- ターゲットのロック:Xキーを押して採掘したい小惑星をロックオンします
- レンズの装填:採掘レーザーにマイニングレンズを装填します(レンズは消耗品です)
- ターゲットの選択とアクション:EVEOnlineプレイヤーはここで困惑するのですが、EVE Frontierでは単体のターゲットでも選択がはずせるので、しっかり赤い選択された状態になっていることを確認して、画面下にある採掘レーザーを押して起動してください。
- 最適距離の維持:採掘レーザーには最適射程距離があります(通常15km程度)
- 継続的な採掘:レーザーを作動させて鉱石を採掘し続けます
熱管理システム
新しいアップデートで追加された重要なシステムが熱管理です。頻繁なワープジャンプや太陽に近づきすぎることで船が過熱状態になります。過熱状態では:
- 船の性能が低下します(旋回性能など)
- 連続的なワープジャンプが制限されます
- 冷却のために時間を置く必要があります
この熱管理システムは、プレイヤーが無制限にワープジャンプを繰り返すことを防ぎ、より戦略的な移動計画を立てることを促します。

建設システム:基地の構築
基本的な建設オプション
上部メニューかBキーを押すことで建設メニューにアクセスできます。最初に建設できる構造物には以下があります。EVEOnlineでいうとひと昔前のPOSの施設に似た感じで、設置の仕方はストラクチャのシステムに近いです。:

Portable Refinery(精製所):鉱石を有用な材料に精製するための基本的な施設です。建設コストは比較的安く(50個のCommon Ore)、30秒で建設が完了します。
Portable Storage(倉庫):5,000立方メートルの容量を持つ倉庫で、船の10倍の容量を提供します。建設コストは50個のCommon Oreで、複数建設することで更なる保管容量を確保できます。
Refuge(避難所):船の装備を変更したり、フィッティングサービスを提供する施設です。50個のMetal rich Oreが必要です。
建設のヒント
効率的な基地建設のためには、以下の点を考慮してください:
近接配置:精製所と倉庫を近くに配置することで、材料の移動時間を短縮できます。採掘現場の近くに精製所を建設すれば、採掘と精製を同時に行えます。
複数施設の運用:精製所は比較的資源少なく建設できるため、複数の採掘現場にそれぞれ建設することで効率を向上させることができます。
精製システム
精製プロセスの実践
精製所を建設したら、Eキーを押して操作インターフェースにアクセスできます。精製所の操作画面では:
左側のパネル:精製可能な原材料とその必要量が表示されます
右側のパネル:精製によって得られる生成物が表示されます。インベントリからInputに必要量ドラッグして精錬します。わかりづらいのが、Inputに原材料が残っていると左の他の精錬物が選択できないので、他の精錬を選ぶ際にはInputの原材料をインベントリに戻しましょう。

燃料生成の重要性
D1燃料の生成は、この時点で最も重要なアイテムの一つです。このプロセスには:
必要材料:1,800個のWater Ice
生成量:450個のD1燃料
原材料の確保:まずCarbonaceous Oreを精製してWater Iceを生成する必要があります
この大量のWater Iceを確保するためには、相当量の炭素鉱石が必要となります。そのため、Carbonaceous Oreが取れるアステロイドフィールドを見つけることが重要です。
船の装備とフィッティング
基本的な船の構成
あなたの初期船には以下の装備が搭載されています:
Cutting Laser(切削レーザー):基本的な採掘ツールです。戦闘には役立ちませんが、採掘には不可欠です。マイニングレンズを消耗品として使用します。
Afterburner(アフターバーナー):船の速度を向上させる装置です。燃料消費量は増加しますが、移動時間を短縮できます。
Hull Repairer(船体修理装置):船体の損傷を修理するためのツールです。戦闘や事故による損傷を回復できます。
フィッティングシステム
避難所を建設すると、Alt+Fキーまたは避難所をクリックすることでフィッティング画面にアクセスできます。この画面では:
Turret Hardpoint(タレットハードポイント):武器を装備するスロットです。初期船では1つのスロットのみ利用可能です。
Mid Slots(ミッドスロット):3つのスロットがあり、アフターバーナーや船体修理装置などの補助装備を装着できます。現在2つが使用されており、1つは空いています。
Engine Slot(エンジンスロット):EVE OnlineにはないEVE Frontierオリジナルのスロット、燃料やジャンプドライブに関連するシステム関連の装備用です。
危険要素の理解と対処
ローグドローンとの遭遇
宇宙を探索中に、ローグドローンと呼ばれるNPCに遭遇することがあります。これらのドローンは:
- 小惑星フィールドで採掘活動を行っていることが多い
- 一般的には攻撃的ではないが、近づきすぎると危険な場合がある
- 彼らの近くで採掘することは可能だが、常に警戒が必要

PvPの脅威
EVE Frontierはハードコアなサバイバルゲームであり、他のプレイヤーがあなたの建設物を攻撃したり破壊したりする可能性があります。ただし、初期のスターターエリアでは、すべてのプレイヤーが同じような初心者状態にあるため、いまのところリスクは比較的低いです。
宇宙マップと探索の規模
システムレベルでの探索
現在のシステム内には、L-ポイント(ラグランジュポイント)と呼ばれる特別な場所が複数存在します。これらの場所は後述のNetwork Nodeを設置する場所で、より大規模な建設プロジェクトの基盤となる場所になります。
次のステップへの準備
Printerの建設
次の重要なステップは、Printer(製造装置)の建設です。この装置により:
- より高度なアイテムの製造が可能になる
- 船の装備品を自作できるようになる
- 空いている装備スロットに新しいモジュールを装着可能
建設手順:
- Bキーを押して建設メニューを開く
- 「Core」セクションからプリンターを選択
- 建設には約30秒かかる
プリンターを建設する際は、既存の基地の近くに配置することをお勧めします。
第二段階:星間航行への準備
ジャンプエンジンの必要性を理解する
現在の星系から他の星系へ移動するには、ジャンプエンジンが必要です。EVE Frontierの宇宙は数千の星系で構成されており、これらを探索するためには適切な推進システムが不可欠です。
Sojurnn(基本ジャンプドライブ)の製造
最初に製造すべきジャンプエンジンはSojurnnと呼ばれる基本モデルです。これにより初歩的な星間航行が可能になります。

製造に必要な材料:
- 強化合金(Reinforced Alloys): 2個
- カーボニカス材料(Carbonicus Materials): 95個
強化合金の製造方法: Reinforced Alloysは直接採掘できないため、以下の材料から製造する必要があります:
- 金属豊富鉱石(Metal-rich Ore): 140個
- 一般鉱石(Common Ore): 大量

一回の製造で14個のReinforced Alloysが生産されるため、Sojurnnの製造には十分すぎる量となります。余った分は他の製造プロジェクトに活用できます。
第三段階:資源採集の実践
効率的な採掘場所の発見
金属豊富鉱石の採掘地点:
- F3キーまたはマウスホイールで星系マップを開く
- 「Ferrous Asteroid Fields」または「Metal-rich Cluster」を探す
- これらの場所で金属豊富鉱石を効率的に採掘できる
採掘の際は、15km の距離から採掘が可能なため、必ずしも小惑星に接近する必要はありません。これにより安全性と効率性の両方を確保できます。
探索と希少材料の発見
一部の製造には、採掘では入手できない特殊な材料が必要です。例えば化石化エクソトロニクス(Fossilized Exotronics)は、宇宙船の残骸や古代の構造物から回収する必要があります。

希少材料の入手方法:
- 星系マップで「Installation Records」や「Convoy Debris」を探す
- 宇宙船の残骸を調査する
- 古代の死体(Ancient Corpses)からはミイラ化クローンなども回収可能
第四段階:初の宇宙船製造
Reflex コルベットの建造
初期のシャトルでは星間航行用のジャンプドライブを装備できないため、より大きな宇宙船が必要です。Reflexは製造可能な最初のコルベット級宇宙船です。

Reflex製造に必要な材料:
- Carbonicus Materials: 56個
- Reinforced Alloys: 56個
- ノマドプログラムフレーム(Nomad Program Frame): 1個
Nomad Program Frameの製造:
- Fossilized Exotronics: 10個(宇宙船の残骸から回収)
最初のスポーン時点で結構回収できます。それ以外は遺物サイトやNPCローグドローンをちまちま倒して集めないといけないので、これが序盤一番集めずらい材料かもしれません。

製造プロセスの最適化
製造作業では、材料の移動が重要な課題となります。普通にやると貯蔵コンテナとプリンター間で直接的な材料移送できず、宇宙船の貨物ホールドを介して移動する必要がありますが、ちょっとした小技で一回コンテナにアクセスした後、製造画面で左下にあるアイコンメニューから「インベントリ」を押すとウインドウが表示されるので、貯蔵庫から直接入れることができます。

効率的な材料管理のコツ:
- Shift + クリック + ドラッグでスタックを分割可能
- 宇宙船の貨物容量を超える場合は複数回に分けて移送
- 材料の重量が宇宙船の性能に影響することを考慮
第五段階:宇宙船の装備と準備
フィッティングシステムの理解
新しく製造したReflexには何も装備されていないため、必要な装備を取り付ける必要があります。
装備スロットの種類:
- エンジンスロット: 推進システム用
- ハイパワースロット: 2個(採掘レーザー、武器など)
- ミッドパワースロット: 4個(アフターバーナー、修理装置など)
- ローパワースロット: 1個
基本的な装備の移設: 古い宇宙船から装備を取り外して新しい宇宙船に移設することが可能です:
- 古い宇宙船を選択
- フィッティング画面を開く
- 装備をドラックアンドドロップしてインベントリに移動
- 新しい宇宙船に乗り換えて、再度インベントリから装備を取り付け

燃料システムの管理
新しい宇宙船には燃料が入っていないため、移動前に必ず燃料を補給する必要があります。Reflexは435ユニットの燃料を搭載可能で、これは初期のシャトルの約2倍の容量です。
燃料の種類:
- 通常燃料(D1~): 安定した性能
- 不安定燃料(Unstable Fuel): 緊急時の代替燃料
第六段階:初のシステム間ジャンプ
ジャンプ準備の最終確認
星間航行を開始する前に、以下の項目を確認してください:
必須チェックリスト:
- ジャンプエンジンが装備されている
- 十分な燃料が搭載されている
- 予備の採掘レンズを携行している
- 重要な資源や装備を回収している
基地の解体と資源の回収
チュートリアルでは基地を解体して新しい星系に移住することが推奨されています。解体した構造物は貨物コンテナとして回収でき、新しい場所で再建設が可能です。ですが、やはりカーゴ容量を圧迫するので現状みんな放置して移動しているようです。ポータブル構造物が簡単に建設できるのもありますが、現時点ですでに放置構造物だらけになっているので、これはおそらく修正入るのではと思います。
注意点:
- 宇宙船の質量が増加するとジャンプ距離が短くなる
- 基本的な構造物は比較的簡単に再建設可能
- 初期星系に戻れない可能性がある
推奨携行物資リスト:
- 精製済み燃料の最大量
- 一般鉱石(Common Ore)50個以上
- 予備の採掘レンズ複数個
- 基本的な建設材料
ジャンプの実行
- Mキーを押して銀河マップを開く
- 白い円内が現在のジャンプ可能範囲
- 目標星系を右クリックして「Jump using jump drive」を選択
- ジャンプの実行
ジャンプできない場合、前述の熱処理システムが原因で、太陽に近いかで十分に冷却されてないのが原因です。現時点ではこれが結構シビアで、システムによってはどんなに太陽から遠くてもジャンプできる値まで下がらないことがあります。
Printerのリストを見るとこれに対処するっぽいHEAT EXCHANGERという装備品があるのですが、原材料にPrecious Metalという、どこで手に入るか見当もつかないものが含まれているので、初期では生産・装備するのは難しいです。

ジャンプ後の状況:
- 燃料が大幅に消費される
- 新しい星系での生存準備が必要
- L-point(戦略的地点)の確保が次の目標となる
次のステップ
これでとりあえずはチュートリアルが終了です。この後の方向性としては大きく以下の2つがあります。
1.Network Node(ネットワークノード)の建設
Network Nodeは、基本的な生存基地から本格的な工業基地への転換点となる重要な構造物です。これを設置することにより、より高度な製品を生産できるようになりますが、継続的な燃料供給が必要になります。また設置するシステムも、カーボンを中心に適切な資源があり、競争相手となる他のプレイヤーが少ない場所を探す必要がありそうです。

2.ステーションのあるシステムまで移動
独立した基地建設とは対照的に、既存の大型宇宙ステーション(キープ)への移住という選択肢も存在します。
ステーション移住のメリット:
- プレイヤーマーケットへのアクセス
- 他のプレイヤーとの交流機会
- 高度な製造設備の共有利用
- より安全な環境(相対的に)
ステーション探しの準備と実行:
銀河マップ(Mキー)で「Station Count」フィルターを適用すると、ステーションを有する星系が赤い点で表示されます。数千の星系中でも、ステーションを持つのは数十の星系のみであり、これらは宇宙文明の重要な拠点として機能しています。

初期システムによってはステーションにたどり着くには途方もないジャンプ数になるので、十分な燃料の準備と、途中の星系での燃料補給計画が不可欠です。最低でも50個のCommon Oreを携行し、各星系で精製所を建設して燃料を補給できる体制を整える必要があります。
Tips
現在ブックマーク機能がないのでシステム内の移動がすこし面倒なのですが、拠点との移動はHキー(Personal Assets)を使って個人資産リストからワープすると楽です。常に開いたままにしておくとよいでしょう。
また、これ自分1回やらかしたのですが、宇宙空間でログオフする場合は船体を右クリックで「セーフログオフ(Log Off Safely)」を選択するのはEVEOnlineと同じですが、EVE Frontierの場合、このセーフログオフと自爆(Self-Destruction)がメニューで並んでいて、間違えると10カウントの高速で船体の自爆が行われるため、英語で出てくるダイアログ警告の内容はしっかり見ましょう(キャンセル方法がわからないうちにあっという間でした)。
EVE Frontierにはカプセルという概念はないので、船が自爆すると死亡になりリスポーンとなってしまいます。しかもやっかいなことに、Network Nodeも設置していない初期の段階で死ぬと、なぜか違う星系でリスポーンして前の星系に帰れないという意味不明な仕様で、すべてを一からやり直しになってしまいます。

今回はチュートリアルといってやっぱりブロックチェーンの話から始めないと思い、結果むちゃくちゃ長い記事になってしまいました。。
最後に、現在EVE Frontierは継続的な開発過程にあり、新しいシステムや機能が定期的に追加されています。現在のファウンダーアクセス版では、一部の製造品目に必要な材料が未実装であったり、システムバランスが調整中であったりしますので、興味ある方はぜひWebの最新情報のほか、EVE FrontierのDiscordに参加してみるとよろしいかと思います。
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