南東条約(The South Eastern Agreement)
Apakamuyです。
先日、例の「南東条約」が失効しましたが、少なくともPHとFRTについては引き続き「不可侵」のお達しが内部に出ているようです。しかしこの条約の失効前からPandafam陣営は当地域で活発に活動しており、現在はImperiumにとってこの地域の足掛かりだったCatch、ProvidenceやCurse、さらにはImperiumの緩衝地帯のペットが住んでいたImpasをPandafamとその同盟勢力が掌握し、またDetorid、Immenseaの各勢力に対してもFRT、PH、NCのリーダーがそれぞれ個別で交渉をもちかけ自軍の通過を許可する密約を結んでいると言われ、Panfam側が失効後のこの南東地域において大きなアドバンテージを確保している状態です。
今後のPandafam・Imperiumの最前線は引き続きDracarys領のCatchと中立勢力が残るFeythabolisになると思われますが、そも目まぐるしく変わる南東地域の情勢は外部から見て分かりづらいと思うので、当地域での当事者の一人である我がSGGRNがこの南東地域に来た経緯と合わせて、自分の分かる範囲(主にAUTZが中心)で今回解説してみようかなと思います。
そも南東条約とは何か?
Goonswarm Federation(CONDI/Goons)はじめとするImperiumとInitiativeの「南部連合」とFraternity(FRT)はじめとするWinterCo、Pandemic Legion(PL)、Northern Coalition(NCdot/NC)、Pandemic Horde(PH)の「北部連合(Pandafam)」間で交わされたいわば「緩衝地帯」の取り決めで、Scalding Pass、 Detorid、Wicked Creek、Immensea、Omist、Feythabolis、Tenerifis (一部)、 Insmother (一部)は両陣営は原則介入しないで第3勢力によって自由に統治することができるようにする、という条約でした。
そもそもの経緯としては2023年の2月、この地域にいて北部の支援を受けながらImperiumと戦っていたTEST(Legacy)が崩壊したあと、残ったFI.RE(Legion of xXDEATHXx(XIX))がPHの仲裁でImpeiumと和解し中立勢力としてとどまったのにもかかわらずCatchのDracarysにちょいちょい攻撃をしかけたため(旧知の縁でSGGRNが呼ばれたりした)PH側が激怒しXIXに宣戦布告し、両陣営から敵対されたXIXは夜逃げ同然に北西のB2勢力を頼って逃走したためこの地域ががら空きになったのが発端です。
当時SGGRNはWinterCoの一員としてTenal地域に領土を持ち、B2勢力との戦いに参加していましたが、自分は当時この条約についてはホンマちゃんと守られるのかいな、まともな勢力こんなところ来るんかいな、という目で見てました。
条約発効後はスタートダッシュでSovを取っていたのは泡沫勢力、日本人もいくつかSovを取ってたようですが当然すぐに淘汰され、少しづつそれなりの勢力が領土を取り始めて小競り合いも比較的小規模に見えました(このころはよくわからない)。
SGGRNのImmensea移住
そうこうしてるうちに、WinterCoとB2の戦争は小康状態に陥り、武闘派SGGRNにとって退屈な日々となりました。日課としていたPHローミング(平時はWinterCoとPHはPvPしてよいという協定)も、PHがJitaから遠いところにステージングを移したのでやりづらくなり、このままじゃあかんなあと思っていたところSGGRNリーダーのErrestrianより南東部移住の話が幹部陣に持ち掛けられました。
Tenalに移住して長い時間がたっておりNullにどっぷり使ったメンバーもいるので、こりゃ反対して抜ける奴いるだろうなあと思われましたが、SGGRNはリーダーのErresからして生粋のPvPerであり、戦いがないとSGGRNはぬるま湯のカエルごとく静かに死んでしまうのは火を見るより明らかなので、多少の離脱は覚悟で移住することに賛成しました。案の定幾名かはWinterCoにとどまることを選びましたが、大多数のメンバーとともに、先にWinterCoを抜けて南東に移住したLiterally Triggered(LTRIG)をつてに、Immenseaの空白地帯になりかけてる領土の取得を始めました。
最初に対した敵はNo Valueで、彼らの取った領土を奪うべく攻撃を開始しましたが彼らはすぐに交渉を持ち掛けてきて、結果LTRIGとNoValueとSGGRNで協定が結ばれImmenseaの領土を割り振ることになりました。
AUTZの我々にとって今十分に戦える敵はDracarys以外見当たらないので、恐らく協定後も見据えて彼らと戦いたいというのがErrestrianの移住の狙いで、そのためにWinterCoから離脱したのですが、Dracarysにちょっかいをかけたところすぐに飼い主のImperiumに告げ口をされてGoonsから警告されたので、手出しができなくなってしまいました。そこで、次に目を付けたのがすぐ南のTill Doomsdayでしたが、彼らはEUTZのDetoridからくる外圧に耐え切れずほどなくして自壊。この連中と同盟を組んでいた中華勢が次のターゲットになりました。この中華勢に関しては以前翻訳記事を書いたのでご参照ください。
Mohist Alliance、Mohistとは平和と博愛を愛する墨子の一派、という意味らしいですが(毛派ではない)、当初は果敢に抵抗し、なかなか良い戦いができてうれしかったのですが残念なことに内部揉めがひどかったらしく、Mohistから離脱した中華勢がSGGRNに加入する有様で、ほどなく彼らの組織的抵抗は終わり、SGGRNはOmistの拠点を全て破壊しました。
SGGRNの規模的にOmistの領土までとるのはしんどかったので(Sovの維持は金がかかる)、今に至るまでOmistは焼野原の状態です。たまに彼らがAnsiGate作ろうとしますがすぐ破壊してます。
PandafamのCatch作戦開始
さて、次の戦場はどこだ、と思っていたところ、SGGRNの旧友でいつのまにか復活していたTactical FarmersがCatchに侵入しており、彼らの誘いを受けてProvidence方面のImperiumペット(Deep Space Alliance)の攻略に参加しました。
そのころには北西のB2とWinterCoの戦いはB2が瓦解したことで終結に向かい、どうやら次はDracarysと戦いたいFRTのボスであるNorausがTactical Farmersと結託してるようで、Pandafamとしては協定前に南東地域へのアクセスの要衝を攻略したいという意向もあり、この地域でFRTはじめPH等の活動が目に見えて活発になってきました。
そのころImmenseaでは困ったことが起こりました。一応同盟のNo Valueが、EUTZのPvPerの攻勢に耐え切れず領土を放棄してNCの元に逃走してしまいました。この空白地帯に第3勢力が入られるとSGGRNはCatchへのルートが失われます。やむなく彼らの領土を再取得するも、今度はLTRIGも耐え切れず領土を放棄し、Imperiumの元に逃走してしまいました。
そんな訳でLTRIGの主要な領土もSGGRNが代わって取ることになったのですが、Immenseaの他の勢力も次々に逃げ出し、ImmenseaはSGGRN以外もぬけの殻になってしまいました。
一方、B2の主要アライアンスの一つ、Brave CollectiveはImperiumに身を寄せQueriousの一部領土を割譲してもらっていますが、XIXは過去の経緯から両陣営から嫌われているため行き場を失っていたので、彼らを再びこの地に来ないかと誘うことにします。彼らはStainの海賊の力を借りてFeythaboisに侵入します。そこで同じロシアンのZERG REBORN(ZERG)・STAKAN UNIVERSE(STKN)と敵対することになり、SGGRNはXIXの援護をすることになります。
そして協定が失効へ…
年が明け、PandafamによりCatch方面への攻勢は激しさを増しました。Dracarysのストラクチャはことごとく炎上しますが、GoonsにしてみればTZが違い、しかも彼らにとってはこの地域は緩衝地帯にすぎないので援軍もぱっとしません。そうこうしているうちにPandafamとTactical Farmersの軍勢はCatchから一気にImpassまで攻め落としてしまいます。ImperiumからImpassの領土を分けてもらったばかりのLTRIGは哀れ降伏して解散してしまい、この地域はPandafamによって占領されることになります。
一方彼らの戦いにはほとんど手助け不要になったSGGRNは、南東地域でほぼ唯一の敵対する独立勢力、Zerg・STAKANのCRINGE Coalitionと本格的に戦い始めます。彼らのストラクチャを破壊し、Tataraをリーンに入れたことで最高潮に達し、お互いCapital戦力を投入した死闘が行われます。
彼らは必死の抵抗で、Hisec戦争屋のPIRATを雇い、SGGRNのHighsecとNullのストラクチャ同時攻撃を仕掛けますが、SGGRNはどうにか乗り越えます。
そんな中、Lowsecで活動するTAMAの勢力が我々のすっかすかな領土見て思ったのか、Immenseaの一部で金策地として住まわせてくれと交渉に来ます。こちらとしては友好的な勢力なら喜んでと、TAMAことNourv Gate Security CommissionにImmenseaの一部を分け与えますが、さっそく同じTZであるDetoridのGentlemen’s Club(GCLUB)とWeapons of Mass Productionとぶつかってしまいます。
そこでSGGRNはTAMAとTenerifisにいたSleep Reapersを加えたコアリションを組み、Gentlemen’s Clubに対し宣戦を行いますが、向こうのCEOはSGGRNとの対立は避ける意向を見せ、それに対し一部コーポが反発し内紛が発生してしまいます。結局GCLUBの半数近いコーポが追放となり、事は収まります。
一方、当初は勢いよくFeythabolisに乗り込んだXIXでしたが、CRINGEは一連の戦いで消耗するどころか人員が増えており、劣勢となったXIXはFeythabolis領土は放棄、SGGRNと合流するためImmenseaに移動しました。彼らがまたこの地の盟主に返り咲くことができるのでしょうか。
すくなくとも我々はこの地の盟主にはなれないでしょう。なぜなら、我々SGGRNは常に戦いの地を求める流浪の傭兵団だからです。(うまく〆たつもりで、おわり)
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