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【EVE活シリーズ】大規模PvPへのお誘い – KenzokuTMT

【EVE活シリーズ】大規模PvPへのお誘い – KenzokuTMT

○大規模PvPへのお誘い~ プレイヤーが作る物語の一部となること

 KenzokuTMTと申します。私は2020年12月からEve onlineを始めた、いわゆる「再日本語化」勢の一人です。丁度一年間のこのゲームをプレイしたので過去を振り返りつつ、「大規模PvP」とそれを通じてプレイヤー同士が作る物語に参加する醍醐味についてご紹介させて頂ければと思います。

私がEve onlineに興味を持ったきっかけ

 このゲームに興味を持ったきっかけは、Battle of AsakaiやThe Judge氏のクーデーターといった、プレイヤー同士の戦いや事件を面白おかしくとりあげた記事でした。ただ新規プレイヤーは奴隷化されるなど噂もまことしやかに流れており、二の足を踏んでいたところを日本語化とそれに伴う熱気に背中を押されNew edenに足を踏み入れました。

私のEVE活

 私がこのEve onlineをプレイするに当たって目標としたのは、このゲームを始めたきっかけになったようなプレイヤー同士の大きな戦争であったり、事件の当事者となることでした。

 幸い私がこのゲームを始めた当時「WWBII」と呼ばれる大戦争が繰り広げられていました。何とかこの戦争に参加すべく先輩プレイヤーの方々に手取り足取り基礎を教えて頂き、ゲーム開始から2カ月後には宇宙を二分して戦っていた大勢力であるImperiumの主力アライアンスであるGoonの一戦闘員として戦線に参加しました。

 当時Goonはその本拠地である1DQ1-A星系まで押し込まれていたのですが、この星系はGoonが長い年月をかけて組み立てた大要塞であり、日本円換算して30万円もするKeepstarと呼ばれる超巨大Citadelが4つ、大型CitadelであるFortizarが40以上、その他無数のCitadelが集中する難攻不落の星系でした。様々な転機を経て私は最初この1DQ要塞を防衛する側で戦線に参加し、後にこの1DQを攻める側の勢力として戦線に参加しました。

 戦争への参加を通じて様々な海外プレイヤー、例を挙げると敵勢力との10年以上に渡る因縁を語る老兵、私が新人だと知って艤装済みの戦闘艦をくれた神父を名乗るプレイヤー、隙あらばオタク語りをするベテランなどと知り合うことが出来ました。また彼等との交流を通じて、沢山存在するコーポやアライアンスの話を聞くのも楽しみの一つでした。

 果たして我々は勝っているのか?負けているのか?裏切者はいないか?指導者は我々を騙していないか?次に覇権を取る勢力は何処か?表立って話をする事は出来ませんが、例えば戦争のためにフリートに参加した後こっそりと集まって話をするのはとても楽しかったです。

 意外と敵勢力にあたるプレイヤーと話をする機会等もあったりします。キャラ名や船の名前をひねったり、あるいはポトレを整えておくとマッチング率が上がります。例え煽られても、紳士に対応することで逆に相手にやり辛くさせ友人になるというテクニックを古参プレイヤーから伝授され、実際に有効でした。今でも戦場で出会ったりすると挨拶が飛んできたり、時に殺害予告が届きます。

 残念ながら戦争では全てのフリートが敵を綺麗に倒して終わり!等というものではありませんが、例え退屈なフリートであってもその戦争に参加していた、戦線に居た、ということが時に良い思い出話の種になりました。

 Eve onlineではプレイヤーの75%近くがHighsecで生活していると言われますが、一方でISKを生み出し、大量に消費しているのはNullsec勢力であり、戦争と経済活動は限りなく一体化しそのダイナミズムは目を見張るものでした。

 勿論何処にいても、どのようなプレイをしていてもEve onlineの歴史を共有することは出来ますが全体を俯瞰しやすいのは大規模PvPに参加するプレイヤーではないかと考えています。というのも戦争に当たり指導陣は兵隊となるプレイヤー達に、何故戦うのか、どのように戦うのか説得力の有る言葉で語らなければならないからです。

 当然自陣営を鼓舞するプロパガンダには虚々実々あるでしょうがそれを丸ごと信じる、或いは疑い真実を見つけようとするのもそれぞれ楽しみと言えるのではないでしょうか。

最後に

 大規模PvPに関してはどうしても敷居が高い、あるいは何かを強制されると考えて敬遠するプレイヤーが多いように感じます。しかしながら実際には戦いは数であるため、下手に戦意を削ぐような無理強いはありませんし、どのような初心者にもサポートがあり、かつ意義の有る役割が割り当てられています。

 是非、沢山のプレイヤーに大規模PvPに気軽に参加して頂き、敵として、あるいは味方としてお会い出来ることを楽しみにしています。そして何時の日か昔話に花を咲かせましょう!