フレイター・ジャンプフレイター(JF)安全運用ガイド
Apakamuyです。
EVE経済を支える大型輸送艦による輸送。しかし現在のEVEの仕様においてこれらの船を運用することはkamikazeや、とくに最近のアンチJFともいえるランサーDNの実装などもあり非常にリスクが高まっています。実際以前よりフレイター・JFのロスは増えており、1日平均10隻のフレイター・JFがHighsec・Lowsecで落とされています。
とはいえ特にNullsecで生活するプレイヤーにとってはJFによる輸送便は必須ともいえるので、誰かがこの高いリスクを引き受けて輸送をしないといけません。フレイターはともかく、JFはもし落ちると余裕で10B近い損失になるので、ほとんどの人がしり込みしてしまうのですが、今回可能な限り落とされない対策をご紹介して、少しでも多くの方がJF輸送にチャレンジしてくれればと考えております。
1.どういったFit・積み荷の船が狙われるかを知る
まずHighsecでkamikazeに会いやすいフレイター・JFを考えていきましょう。
まずはFit、Expanded Cargohold3つ付けのフレイター・ジャンプフレイターはほぼ確実にkamikaze屋さんの第1ターゲットになります。Highsec kamikaze屋さんはReinforced Bulkheadsを付けてない船を確実に落とせるDPSを出せる準備ができています。さらにいうとフレイターの場合は、数B以上の積み荷があるならこのReinforced Bulkheadsを3つ積んでいても狙われます。つまり現在、フレイターを運用するなら積み荷は多くても2Bで、さらにReinforced Bulkheads3枚積が一番kamikazeに狙われないボーダーラインとなっております。
JFの場合、フレイターよりはるかに硬いのでReinforced Bulkheads3つ積みならなかなか狙われることがなくなります。だからといって安心して何十Bも積んでHighsecをのんびりうろついてはいけません。kamikaze屋(とくにSafety.一派)は落とす価値があると判断すると、Goonsなど他の仲間をありったけかき集められる動員力があります。なのでカーゴスキャンされてびっくり仰天されない範囲の額、多くても数B程度に収めたほうがよいでしょう。
2.システムのセキュリティーステータスによるリスクはFit次第
フレイターの場合、Reinforced Bulkheadsを付けてないFitなら0.9以下のシステムでkamikazeに会うリスクがあります。つまり適切なFitしてなければ0.5のUedamaだろうと0.9のJitaだろうと落とされます。さらに言うと、0.5だったら空荷でも襲われる確率が爆上がりします。それくらいノータンクのフレイターを落とすのはSafety.にとっては朝飯前です。
JFだったらReinforced Bulkheadsをしっかり積んでいれば、0.6以上のシステムではほぼ襲われません。もっとも、積み荷額次第ではkamikaze屋はポラライズド装備のTalosを出している事例もありますので、BulkheadsのJFも100%安全ではないということは肝に銘じましょう。
3.Kamikaze・GateGankerのリストを作成しRed指定にする
zkillからFreighter、Jump Freighter のロス一覧を開き、攻撃者に載っているプレイヤー・コーポ・アライアンスを最低でも1か月分調べて、フレイター・JFプレイヤーとWebカタパルトキャラにも全てRedに入れましょう。ここで注目すべきは、Safety.にしろSnuffedOutにしろ、タックラーはほぼ確実に社外キャラを使っていますので、これらのキャラを完全に把握しておく必要があります。
Highsecでkamikazeする場合、フレイターを本隊が来る前にいったんワープさせず足止めする必要があるので、これらのタックラーキャラが一般プレイヤーを装って次のシステムのゲート前に陣取ります。船はルーキーシップや採掘艦など様々ですが、ワープディスラプター等を装備できる船です。大体2キャラほどで行動し、フレイターが次のシステムにワープしたタイミングでそのシステムに現れ、2キャラでゲートのポイント範囲をカバーできるように飛んできます。彼らは手慣れているのでWebカタパルトキャラが居てもうまく逃げられる可能性は低いです。
なので、フレイターは次のシステムのゲートにランディングしたらすぐに飛ばずに、まずWebカタパルトキャラが先行し次のシステムにRed指定キャラがいないかを確認するのが確実な防衛策となります。
Highseckamikazeの場合、タックラーは比較的新しいキャラに変えやすいので、スタンディングで常に把握できるか難しいところがあるのが難点です。まあ、キルボにもない新しいキャラに捕まったら運が悪かったとあきらめましょう。
JFがHighsec上げのLowsecで狙われる場合、タックラーは主にLachesisなどのポイント・サイノ役、BlackOpsなどのバンプ役、そしてランサーDNキャラです。これらのキャラは育成に時間かかるのでキャラはそう変えられないですので、必ずゲートに飛ぶ前にこれらのキャラがいるか、しっかる分かるようにしましょう。一人でもローカルにいたら絶対飛ばないこと。
そして、JFのHighsec上げの場合、Lowsec側だけでなくHighsec側にも今度はKamikaze屋のタックラーがいないことも確認することが大切です。Lowsecから上げれたと一安心したら、High側でSafety.にやられるケースも結構多いです。JFのHighsec上げは、とにかく注意することが多く大変です。
4.kamikaze屋やGankerにアクティブTZはない。あなたに合わせてやってくる
「別に上のような対策してなくても自分は今まで一度も襲われたことないよ~」って言う方いらっしゃいますが、それは言うほどフレイター・JFを動かしてなくて、たまたま見つかってないだけと思ったほうがいいでしょう。KamikazeにしろLowsecでのGankにしろ、実際やったことある人なら良く知っているのですが、複数メンバーを動かす以上時間がかかり、逆計算して行動に移すことが大切なので、彼らは無数にある偵察キャラで長い時間をかけて、何度かの獲物の行動パターンを観察して行動に移せるタイミングを計っています。
「予想通りの時間にあのサイノキャラがログインした。時期に彼はJFで飛んできてこのゲートにすぐに飛ぶ」とか、「あのWebカタパルトキャラが動き出した。あのシステムに必ず獲物が飛ぶ」とかで招集をかけて、タックラーを向かわせています。
ですので、襲われない対策として有効なものの一つに、「常に同じ時間・キャラで同じルートを使わない」というのがあります。ルートを変えてみたり、いつもAUTZにやってる移動を土日の昼にやるとか、理想はJFやサイノキャラ、Webカタパルト役のキャラも変えるのが理想ですが、これは普通の人にはなかなか難しいかもしれません。
とにかくKamikazeやGankerにとっては、タイムゾーンより行動パターンを変えられる方がはるかに煩わしいのです。
5.JFのHighsec移動はいつでもサイノで退避できるように
JFの場合、HighsecにあげるLowsecから後Jita4-4に入港するまでの経路でkamikazeに出会った場合、すぐにサイノで飛べるようにLowsecサイノキャラをスタンバイさせておきましょう。Loewsecでバンプされた場合、隣のシステムゲートにタックラーが張っていた場合などは躊躇せずいったんジャンプで退避しましょう。
一回ポイントされたらおしまいですので、素早く判断することが大切です。基本的にローカルに現れたらワープでなくジャンプで逃げましょう。
以上、自分はこれらの対策で今のところ一度もフレイター・JFを落とされたことはありませんでしたが、狙う相手が生身の人間のプレイヤーである以上、こちらの裏をかくべくいろんな手法を繰り出してくるので正直100%安全な対策はないと言えます。それ以外にもコネロスとかあったらどうしようもありませんですしね。
ちなみにコネロスで思い出しましたが、自分1度JFがLowsecにジャンプした瞬間にコネロスしたことあったのですが、そのばあい、JFキャラをログインさせる前にまずサイノキャラをログインさせてフリートを作る準備をしましょう。
なぜかというとJFをログインさせてSSにランディングした後、すぐにSTやシタデルに飛ぼうとした場合、まれに座標が狂うのかまったく見当違いのSSみたいなところに飛んでしまう場合があるからです。そこでもたもたしているとコンバットで特定されて捕まる可能性大です。ですので、ログインしたらワープではなくいったんジャンプでそのシステムから離れるように行動しましょう。。
とにかく、必要最大限の対策をきちんと行っていれば、万一落とされてもへこむ必要ありませんし、非難する人もいません(はずです)。フレイターやJFで仲間の物資を運べるプレイヤーこそ真の上級者。可能な限りリスクを減らす努力を惜しまないようにNewEdenで生きていきましょう!
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