
EVE Frontier Cycle 2「Ash and Resolve」アップデート詳細解説
CCP Gamesの開発するスペースサバイバルMMO「EVE Frontier」は、2025年8月20日14:00 UTCよりサイクル2「Ash and Resolve(灰と決意)」を開始しました。前サイクルの「Promised Lands」から名称を変更し、灰から立ち上がり決意を持って臨むという新たなテーマが設定されています。このアップデートは、ゲームの開発プロセスにおける重要な節目となり、プレイヤーに新たな挑戦と機会を提供します。
Cycle 1の統計データ
プレイヤー基盤と活動指標
Cycle 1期間中の統計データは、EVE Frontierのプレイヤー基盤と活動状況を明確に示しています。新規ユーザー数は38,929人に達し、開発初期段階としては健全な参加者数を記録しました。プレイヤー間のPvP活動は7,832件のキルが発生し、一方でNPC(フェラル・ドロイド)によるプレイヤー撃墜は16,342件となっています。
興味深い点として、プレイヤーの自爆行為が31,568件記録されています。これは初期スポーン地点で必要な資源が入手できない場合に、より適切な星系への再配置を図るプレイヤーの行動パターンを反映しています。総ジャンプ数75,544回という数値は、プレイヤーの探索活動の活発さを示しています。
インフラ構築
建造物の建設統計では、Portable Storageが235,811基と最も多く建設され、続いてPortable Refinery(210,000基)、Portable Printer(87,600基)の順となっています。Network Nodeの建設数(18,235基)は、38,929人の新規ユーザーのうち14,148人のみがゲーム中盤に到達したことを示しており、初期段階での学習曲線の存在を示唆しています。
資源採掘と競争
資源採掘における顕著な成果として、プレイヤー「LPY」が12,484,624単位という驚異的な鉱石採掘量を記録し、2位の5,134,625単位を大幅に上回りました。このプレイヤーは「Reaper」というトライブに所属し、103基のゲート建設にも大きく貢献しており、組織的な活動の重要性を実証しています。
宇宙探索
全24,520の利用可能星系のうち、2,842システム(11.6%)のみが探索されており、広大な未開拓領域が残存しています。この数値は、プレイヤーが遭遇する機会の希少性とPvP活動の限定的な発生を説明する要因となっています。
完全リセットによる新たなスタート
Cycle 1の終了に伴い、すべての進行状況と蓄積されたGraceポイントが完全にリセットされます。これにより、全ての構造物、宇宙船、および領有権主張が初期化され、全プレイヤーが平等な条件から再スタートすることが可能となります。
Cycle 1では多くのプレイヤーが初期配置システムでの資源不足により自爆を余儀なくされる状況(31,568件の自爆が記録)が発生しましたが、開発チームはこれらの問題を解決し、Cycle 2では改善された開始環境を提供すると発表しています。
主要な新機能とアップデート
スモールゲートアセンブリの大幅改修
スモールゲートアセンブリが根本的に再設計され、ゲート技術における段階的な進歩システムが導入されました。これにより小型ゲートと大型ゲートの明確な区別が設けられ、より戦略的なインフラ構築が可能となります。
新仕様では、スモールゲートの接続範囲が55光年に設定され、同一プレイヤーが所有する他のスモールゲート間でのみ接続が可能となります。重要な特徴として、双方向自動接続システムが実装されており、ゲートAとゲートBを接続すると、自動的に双方向の接続が確立されます。また、スモールゲートは大型ゲートとの相互接続が不可能に設定され、明確な階層システムが構築されています。
Primal Tribe Totems システムの実装
関連するPrimal Tribe パックを購入したプレイヤー向けに、新たなtotemシステムが導入されます。利用可能な3つのパック(Seers、Rain Makers、Harbringers)はそれぞれ99.99ドルで販売され、各パックには独自のライダー用ポートレート、専用totem、および1ヶ月のプレミアム購読期間が含まれています。これらのtotemはビルドモードのmiscellaneousセクションから利用可能です。
動的イベントとNPCシステム
Cycle 2では、特定のNPCがイベント関連のアイテムをドロップする新システムが実装されます。これらのNPCは各種イベントと連動し、プレイヤーに継続的な挑戦機会を提供します。shipyard ruins、shipyard archive wreckage、destroyed shipyard、ruined bombardment cannon、rift 0020(未解決)、accelerator facilityなどの重要サイトの配置と分布も更新されています。
ブロードキャストターミナルシステム
通知フィードに新設されたブロードキャストターミナルボタンにより、プレイヤーは進行中のイベントに関するニュースを確認できます。このシステムはイベントの開催状況、継続期間、目標などの重要な情報を一元的に提供し、プレイヤーのエンゲージメント向上を図ります。
宇宙船ビジュアル更新
Datalist Heavy FrigateとDatalist Assault Frigate(推定でMCFとHAF frigate)のビジュアルデザインが大幅に改善されます。従来のグレー単色の暫定デザインから、フルテクスチャを施したカラーデザインへと変更され、より没入感のある視覚体験を提供します。
技術的改善と安定性向上
Cycle 2では、ゲーム体験の根本的改善に焦点を当てた包括的なバグ修正が実施されます。主要な修正項目には以下が含まれます。
初回起動時にKeeperボタンが消失する問題の解決、過積載状態での宇宙船によるジャンプドライブ使用の制限、ワープ時のカメラ振動の軽減、サーバーダウンタイム後のスマートタレット弾薬消失問題の修正、各種インターフェース改善、インベントリ表示の最適化、キャラクターバイオグラフィとチャットチャンネルのテキスト色設定の永続化などが実装されています。
さらに、ダメージ増幅機能付きマイニングレーザーの性能向上、未使用マップフィルターの削除、軌道線表示問題の修正など、プレイヤー体験を向上させる多数の改善が行われています。
Grace PointsとEVE Points報酬システム
Cycle 1で蓄積されたGrace Pointsは新サイクル開始時にリセットされますが、該当プレイヤーは9月にEVE Pointsとして報酬を受け取ることができます。現在Mission Hubに表示されているクエスト進行状況に不具合が発生していますが、全データはバックエンドで正確に記録されており、サイクル終了後に正確な計算と配布が実施される予定です。
開発チームはライブサービス中の調整が既存プレイヤーのクエスト進行に悪影響を与える可能性を考慮し、サイクル間の移行期間中に包括的な修正を実施する方針を採用しています。この改善により、Cycle 2では Grace Point システムが設計通りに機能することが期待されています。
既知の問題と改善
Accelerator Facility内のルート更新がサーバーダウンタイム後にのみ反映される問題が既知の課題として認識されています。開発チームは、この問題を含む各種技術的課題の解決に継続的に取り組んでおり、プレイヤー体験の向上を図っています。
コミュニティエンゲージメントと競争環境
Cycle 1の統計分析により、PvP活動の限定的な発生が確認されています。宇宙の広大さ(探索率11.6%)により、プレイヤー間の遭遇機会が制限されている状況が明らかになりました。開発チームは、PvP回避を希望するプレイヤーには朗報である一方、より活発な戦闘を求めるプレイヤーのニーズにも対応する必要性を認識しています。
今後のアップデートでは、プレイヤー間の戦略的相互作用を促進し、より動的な宇宙環境の構築が計画されています。これにより、様々なプレイスタイルを持つプレイヤーコミュニティの満足度向上が期待されます。
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