
https://news.mtn.co.kr/news-detail/2025061910371430049
【独占】Pearl Abyss、「EVE Online」のCCP売却を本格推進
記事翻訳:
Pearl Abyssが「EVE Online」を開発した子会社CCPを市場に売りに出し、売却を推進していることが明らかになった。CCPが「EVE Online」を通じて確保したファン層とモバイルプラットフォーム拡張への期待から2,500億ウォンで買収したが、当初の期待に満たなかったことが原因と分析される。
19日、マネートゥデイ放送MTNの取材によると、Pearl AbyssとCCPはCCP売却のために主幹事を選定し、複数のゲーム会社に買収意向を打診している。
CCPはアイスランドのレイキャビクに本社を置くゲーム会社で、レイキャビク、ロンドン、上海などに開発スタジオを置いている。2002年に発表したSF MMORPG「EVE Online」の成功で名を知られるようになった。2007年基準でアイスランドのソフトウェア売上の40%が「EVE Online」の売上だったと伝えられ、累積登録者数は4,000万人を超えている。
Pearl Abyssは2019年にCCPの全株式を買収し、完全子会社として編入した。買収金額は当時の為替レート基準で約2,500億ウォンに達した。買収直後「EVE Online」の韓国語サービスを開始した。
Pearl Abyssに買収された直後、「EVE Online」の世界観を基盤としたモバイルゲーム「EVE Echoes」を発表した。中国および グローバルサービスは中国の有力ゲーム会社NetEaseが担当している。
買収当時は少なくない期待があったが、「EVE Echoes」の興行が期待に及ばなかったという評価だ。その後、事業方向性をWeb3ゲームに転換したと知られている。
Pearl Abyssは関係会社の実績を別途公開していないが、CCPとその傘下法人の赤字規模が少なくないと知られている。明確なモメンタムがない状況で、CCPとその傘下法人が出している損失がPearl Abyssの財務に与える影響も少なくない。
売却に成功した場合、Pearl Abyssは赤字関係会社を手放し、一部資金を確保する一方、「紅の砂漠」、「도깨비(トッケビ)」など社運をかけている内部期待作により集中できる見通しだ。
このニュースは先日ポストした記事におけるCCPの財務状況の分析を踏まえると、ある程度予想ができた内容となります。CCPは現在、EVE FrontierやEVE Vanguardの開発で更なる資金を必要としているわけですが、親会社のPearl Abyssは2019年に約2億2,600万ドルでCCPを買収後、その後も合計約5,600万ドルの損失も負担しています。
どうやらCCPをモバイル展開の主力として期待していたようですが(ええ。。)、「EVE Echoes」や「EVE Galaxy Conquest」が期待はずれ、さらにCCPはかなりチャレンジングなWEB3ゲームに邁進したため、事業見通しの不確実性が高いと判断してもおかしくありません。
正直いうと、連結の損失額を減らすためPearl AbyssがCCPにEVE Frontier等の開発をやめさせることが考えられましたが、新たな買収先企業によっては新たに開発資金を得られるチャンスが出てくるので、この売却ニュースはEVE Frontierとって良い方向に向かう可能性があります。いずれにしても、年間約5,500万ドルの収益を生み出すEVE Onlineを持っているのがCCPの強みですね。
※追加ニュース:
https://www.inews24.com/view/1856114
最近浮上した子会社CCPゲームズ売却の噂に関してパールアビスは「CCPゲームズの事業競争力強化のために様々な戦略的方策を検討しているが、現在確定された事案はない」と明らかにした。
観測記事、って感じなんですかね。確かにEVEOnlineがPearl Abyss内でも「優良」なゲームなんでそうすぐに手放すとは思えないのですが、CCPがPearl Abyssに追加の資金注入を要求している可能性があり、場合によってはCCP側から自分達を売却してくれと言っている可能性もあります。
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