
この記事は、Kraken Vのロシア語動画を日本語に翻訳・要約したものです。固有名詞の綴りが一部怪しいですがご了承ください。
EVE Onlineのロシア語圏コミュニティで、ある物議を醸す人物がいる。その人物とは「Bigsutener(ビッグ・スーテニョール)」。Legion of xXDEATHXxアライアンス傘下で最大規模のアカデミー(新規プレイヤー向けコーポレーション)を運営する人物だ。
11,000人の「幽霊」を抱えるアカデミー
Bigsutener率いるアカデミー「F.13 – Union of Russians」には、なんと11,000人ものパイロットが所属している。これだけ聞くと、活発で大規模な組織のように思えるかもしれない。しかし現実は全く異なる。
- コープ内のオンライン人数はせいぜい数十人程度
- チャットはほぼ死んでいる
- フリート(艦隊戦)は週に1回程度
- Discordも死んでいる状態
ある新規プレイヤーがこの状況に不満を述べたところ、Bigsutenerの対応は「彼をBANした。Karhont(Arhont Sibirskiiのこと?)にでも行けばいい」という冷たいものだった。不都合な質問をする者は即座にBANされるのだ。
無差別リクルートの実態
では、どうやって11,000人もの「メンバー」を集めたのか?
答えは単純だ。何年もの間、見境なく全員にコープ招待を送り続けただけである。
動画制作者は実際にファクションウォーフェア(FW)用のキャラクターを10体作成したところ、そのうち4体がF.13 – Union of Russiansから招待を受けた。事前の説明や同意確認は一切なく、ただローカルチャットや新規プレイヤーチャットにいたというだけで招待が飛んでくる。
目的は明確だ。実際のアクティブプレイヤー数ではなく、コーポレーションの「人数」という数字を増やすことである。
税金と収益化の構造
このアカデミーの本当の目的は何か?動画では以下のように指摘されている:
ハイセク・アカデミーでの5%税率
EVE Onlineでは、コーポレーションがメンバーの収入から税金を徴収できる。Bigsutenerのアカデミーでは5%の税率が設定されている。
ハイセクで何も提供されないアカデミーとしては、これは高い税率だ。公式には「2M ISKのThrasher(駆逐艦)を購入するため」とされているが、その説明に説得力はない。
ヌルセクへの移行で7.5%
ヌルセクの本体コープ「F.13 Base」に移動すると、税率は7.5%に上昇する。「ヌルセクでの活動にはコストがかかる」という名目だが、実際に新規プレイヤーが受けられるサポートは皆無に等しい。
レファラルリンクの多用
さらに、コープ内の通知やメールには常にレファラルリンクが含まれており、メンバーが課金すればBigsutenerにキックバックが入る仕組みになっている。
「締め切り詐欺」で新規を焦らせる
ある時、アカデミーメンバー全員に衝撃的なメッセージが届いた:
「アカデミーをリブートします。1〜3ヶ月以内にヌルセクへ移行しなかったメンバーは全員BANします。水曜日の夜から大規模な粛清を開始します。」
新規プレイヤーにとってこれは恐怖のメッセージだ。何の説明もなくコープに招待され、突然「ヌルセクに行け、さもなければBAN」と脅される。
しかし、この「粛清」は実際には行われなかった。
動画制作者はこれを「通販の限定セール詐欺」と同じだと指摘する。「今だけ!」「期間限定!」と煽って焦らせ、ヌルセクへの移行を急がせるための手段に過ぎなかったのだ。
ヌルセク移行後の現実
では、実際にヌルセクへ移行するとどうなるのか?
11,000人のアカデミーから「F.13 Base」に移行したのはわずか142キャラクター。そのうちzkillboardで確認できるPvPアクティブプレイヤーはたった20人だ。
11,000人中20人。これがこのアカデミーの「成果」である。
放置される新規プレイヤー
ヌルセクに到着した新規プレイヤーは、文字通り宇宙に放り出される。
動画では実際のボイスチャットの録音が紹介されている。新規プレイヤーがスキルプランについて質問すると:
新規:「どのスキルを上げればいいですか?」
Bigsutener:「スキル?スキルはないよ」
新規:「トレーニングプランとか、ガイドとかは?」
Bigsutener:「ない。自分で考えろ」
教育システムは存在するものの、内容は古く時代遅れのガイドへのリンク集に過ぎない。
「伝説の」フリート運営
Bigsutenerのフリートには独特の特徴がある:
5〜6時間、時には8時間の長時間運用
通常のパブリックフリートは2〜3時間程度だが、Bigsutenerのフリートは5〜6時間、長い時は8時間も続く。
動画で紹介された例では、17時(EVE時間)から翌1時まで、つまり現地時間で20時から翌朝4時まで飛び続け、最終的な戦果は500ミリオンISK程度だったという。8時間かけて500ミリオンである。
超低コストThrasher戦術
使用する船は2M isk程度のThrasher(駆逐艦)のみ。
戦術はシンプルだ:
- 自分より高価な船を見つけたら突撃
- 死んでも船が安いから勝ち
- 同じことを延々と繰り返す
新規プレイヤーが学べることは「FCの指示でF1を押す」ことだけ。
知識の欠如
驚くべきことに、Bigsutener自身のゲーム知識も怪しい。動画では、彼がVengeance(T2アサルトフリゲート)の名前すら認識できなかった場面が紹介されている:
「何だこの船?Vendurance?Vengianceとかそんな名前?なんか小さいやつ、Condorみたいな」
アカデミーのリーダーがT2アサルトフリゲートの名前を知らないというのは、新規プレイヤーを教育する立場として問題がある。
フィッティングの問題
彼の「技術部門」が作成するフィッティングにも問題が多いという。全ダメージタイプに対応しようとするロジスティクス艦、Inertia Stabilizerを装備したHurricane(ハリケーン)など、経験者から見ると首をかしげるような装備が多い。
「裏切り者」認定と陰謀論
Bigsutenerは独自の世界観を持っている。
彼によれば、Zergs、Lunars、Drakes、Darksideといったアライアンスは全て「反ロシアコミュニティの裏切り者同盟」であり、Legion of Deathに対して陰謀を企てているという。
動画制作者自身も、Fire Coalition(ファイアー・コアリション)の崩壊についての動画を作成した後、Bigsutener関連のプラットフォームから一斉にブロックされた。
本人の経歴
皮肉なことに、Bigsutener自身の経歴は「裏切り」とも言えるものだ:
- かつてはX-Files(Novvalyu)に所属
- その後、Dracarysに移籍してImperiumへ
- ImperiumはFire Coalitionを攻撃した側
- 2024年、Legion of DeathがEsoteria、Feythabolisで苦戦している間、BigsutenerはまだDracarysで北部で活動していた
自分が「裏切り者」と非難する相手よりも、むしろ彼自身の行動の方が「裏切り」に近いのではないか。
Red Borkコープ事件
BigsutenerがDracarysにいた頃、彼のコープから「Red Bork(?正確な綴り不明)」というコーポレーションが分離独立した。これに対してBigsutenerは:
- まずDracarysアライアンス内でRed Borをブラックリストに載せようとした
- 次にImperium全体でのブラックリスト入りを画策
分離した理由は、Red Borのメンバーが「コープ内で何が起きているか」を他のメンバーに伝えようとしたからだという。
結論:新規プレイヤーにとって最悪の選択肢
Bigsutenerのアカデミーは、新規プレイヤーにとって最悪のスタート地点だ。正直言って、Stakany(別の問題のあるコープ:STAKAN UNIVERSEのこと?)に行った方がまだマシかもしれない。
問題点をまとめると:
- 新規プレイヤーへの教育は皆無
- 不満を言えば即BAN
- 意味のないヌルセク移行の強制
- 高すぎる税率
- 何時間も同じ船で飛ぶだけのフリート
- リーダー自身のゲーム知識の欠如
- レファラルリンクでの搾取
かつてのLegion of xXDEATHXxは悪くないアライアンスだった。私の友人たちも所属していた。しかし今、彼らの顔となっているのがBigsutenerのような人物であることが残念でならない。
Share this content: