
前回の記事(RMCのRMTスキャンダル報道)でお伝えした通り、Rent Money Coalition(RMC)リーダーBad Dodgerと右腕のHerculetzに対するRMT疑惑が浮上し、CCP Team Securityへ大量の証拠が提出されていた。
その後、Redditに投稿された内容によると(現在元スレは削除)、Bad Dodgerは自身のBANが執行されたことを認め、ロシア語の公開チャットにて声明を発表。これを翻訳・転載したスレッドがRedditに投稿され話題となっている。
Bad Dodgerの「釈明」全文(要約・翻訳)
以下はBad Dodgerがロシア語公開チャットに投稿したとされる声明の翻訳である(原文はRMTを示す単語がフィルターを回避するため一部「6」に置き換えられている)。
「リアルが忙しくてなかなか報告できなかったが、状況をまとめる。
CCPにISK購入を理由としてBANされた。 詳細は伏せるが、Redditを読めば情報は出ている(多くは作り話だが)。ウォレットのISKは没収され、複数のアカウントがBANされた。自分でISKを買ったわけではないが、その取引の受益者であったことは事実だ。
これは「信頼していた人間に裏切られた場合に何が起きるか」の典型例だ。 追い詰められた状況で、追い詰められた手段を取らざるを得なかった。
もう一つの残念な点:CCPに大量PLEXの割引購入手段を要望していたが、対応が遅すぎた。 ISKの補充が必要だったとき、合法的な手段が存在しなかった。今ではその手段があるが、当時はなかった。
正直なところ、私も仲間も、金やキャラや資産には何の未練もない。明日にでも話し合える。唯一の本当のダメージは、コンテンツクリエイターとしての私の活動能力だ。 新しいキャラを作っても、CCPがBANし続ける可能性がある。
Hard KnoxのCEOは、BAN執行の数日前から脅迫を始めていた。理由は明白で、ゲーム内で勝てなかったからゲーム外で叩きに来たのだ。
既に対策は講じている。 何度でも言う——困難を乗り越えることに喜びを見出す人間の意志は折れない。そしてHard Knoxが今後の最優先ターゲットだ。Jimmyは今日も走り回り、アライアンスを崩壊させようとしている。分断工作だ。しかし彼にできることは一つしかない——誰も去らないことを彼は知っているからこそ、そうするしかないのだ。みんなドローン宙域から彼を撃ちに来るだろう。私がいなくてもな。
RMCもProbesも、WHマフィアが仕掛けてくるものは何でも耐え抜ける。仲間も離れない。
私個人については……BANを回避して新キャラを作ってプレイする方法はある。 しかしそれは避けるよう努力してきた。私はコミュニティとコンテンツのためにプレイしている。もし支持してくれるなら戻れるよう頑張る。そうでなければ休憩の時間だ。
CCPへの陳情や圧力活動をしている人たちへ——やめてくれ。彼らは仕事をしただけだ。処罰は重すぎると思うし、新キャラ作成の禁止は権力の乱用だと思うが、それが彼らの決定だ。
Jimmyにはただのバカだとでも言っておいてくれ。 ただし、ゲーム内メールやチャットは使うな!
P.S. これは公開投稿なので、今後の動きについては書かない。幹部には別途連絡する。」
この声明に対するコミュニティの反応:
「”RMTはしていない、でもCCPのせいでRMTせざるを得なかった”」
- >自分は被害者
- >やっていない
- >やったとしても問題ない
- >ルール違反ではない
- >ルール自体がおかしい
- >結果に何も影響しなかった
お前がただの負け犬だ
声明中でDodgerは「BAN回避の方法はあるが、なるべく使わないようにしたい」と発言しており、これが特に批判を集めた。
BANされた人間がBANを回避して戻ってくることを公言するのはさすがにおかしい
EULAを読め。全部書いてある。高すぎると思うなら買わずにRATすればいい話だ
「CCPの対応を問う」声も
「RMTで利益を得たアライアンス全体に対して連帯責任を課すべきだ。リーダーをBANするだけでは不十分で、組織として恩恵を受けた以上、Sovやストラクチャ資産にも影響を及ぼすべきではないか。CCPにはその権限がEULAで認められているのに、なぜやらないのか」
Bad Dodgerの声明で特に注目すべき論点を整理しよう。
①「自分ではISKを買っていない」
受益者であったことは認めながら、購入行為の主体ではないと主張。法的には「受け取っただけ」という論理だが、CCPの判断はEULA違反の「受益者」も対象とすることを示している。
②「CCPが合法的な大量PLEX購入手段を提供しなかった」
実際にはCCPはメールで問い合わせることで大量PLEXの割引購入に対応しているとコメント欄で指摘されており、この主張は事実と異なる可能性が高い。
③「BANは重すぎる」「新キャラ禁止は権力の乱用」
自ら認めた違反行為に対して処罰が不当だと主張するのは論理的に苦しい。コミュニティは概ねこの主張を一笑に付している。
④「Jimmyへのゲーム外での報復を示唆」
声明の中でHard KnoxのJimmy MichaelsをRMCの最優先ターゲットとしつつ、「ゲーム内以外の方法では行動するな」とも言っており、その意図は不明だ。
「Red Toyota(赤いトヨタ)」の意味
スレッドタイトルの「Red Toyota strikes back(赤いトヨタの逆襲)」は、前回記事でも触れた14年前のSilent Dodger時代のエピソードに由来する。当時、RedAllianceのウォレットを空にしてRMTし「トヨタ車を買った」という逸話がコミュニティの間で語り継がれており、そのあだ名が今回の件で再び使われている。
まとめ
Bad DodgerのBANは事実上確定し、本人もそれを認めた。ただ釈明の内容は「環境のせい」「裏切りのせい」「CCPが悪い」という論法に終始しておりコミュニティからの同情はほとんど集まっていない。
むしろ注目されているのは、BANされた状態でも「戻る方法はある」と公言しRMCの継続意志を示した点だ。CCPが今後どのような追加措置を取るのか、そしてRMT資金の恩恵を受けたとされる傭兵グループへの対応がどうなるのかが、引き続きコミュニティの焦点となっている。
「Real Money Coalition」の名はシャレになってなかった——そう言いたくなる一件だ。
情報元:Reddit r/Eve — Red Toyota strikes back / HK nails Rent Money Coalition
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