
はじめに——あの衝撃の「@everyone」から時は経ち
EVE Onlineプレイヤーなら記憶に新しいあの瞬間。Pandemic Horde(パンデミック・ホード)のアライアンスリーダーであるGobbinsが突然Discordに「@everyone」の全体通知を飛ばし、一言「我々は撤退する。解散だ。後継者はこの人物に任せる」と告げた——。
あれほど唐突で、あれほど呆気ない幕切れはなかった。
約20,000名のメンバーを擁していた巨大アライアンスが、まるでため息をつくように消えた。当時は「Gobbinsが突然おかしくなった」「独断専行だ」という批判の声が多く上がり、一部のコンテンツクリエイターも彼を厳しく批判した。
しかし今、新たな事実が明らかになった。
新情報:GobbinsはCCPに採用されていた
Redditに投稿されたスレッドのタイトルは衝撃的だった。
EVE Onlineの公式開発元であるCCP Gamesが、Pandemic Hordeの元リーダーを正式に採用していたというのだ。
この情報は実はコミュニティ内の一部では「オープンシークレット(公然の秘密)」として知られていたらしく、著名なコンテンツクリエイターのPoがFanfestのトークの中でさらっと名前を出したことで広く認知されることになった。Goonswarmのリーダーシップ層もこの事実を把握していたことが、コメント欄への書き込みで確認されている。
一部のCSMメンバーやインナーサークルには、かなり前から知られていたようだ。あるDiscordのスクリーンショットには「自分は今年の1月から知っていた」という証言も残っている。
「CCP rugpull」論への反論
この情報が広まると、コミュニティの一部から「CCPがHordeを潰した」「CCP rugpullだ」という怒りの声が上がった。
しかし、これは的外れな批判だという見方が強い。
CCP Gamesはここ数十年、一貫してプレイヤーファーストの姿勢を取ってきた開発会社だ。採用にあたって「今すぐアライアンスを解散しろ」などという無茶な要求をするとは考えにくい。
より現実的なシナリオとして考えられるのは——
「半年から1年をかけて、ゲーム内の引き継ぎ準備をしてください」
という穏やかな申し入れがあったのではないか、ということだ。
実際、過去にもBjorn Beeという著名プレイヤーがCCPに採用された際、同様に指揮から退いている。その際に大きな批判はなかった。GobbinsとBjornの違いは、引き継ぎが成功したかどうかだけだ。
では、誰が本当に悪いのか?
ここが今回最も重要なポイントだ。
Gobbinsは突然気まぐれで解散を告げたわけではない。おそらく彼は後継者を探し、時間をかけて引き継ごうとしていた。ところが、20,000人規模のアライアンスのインナーサークルに、誰一人として後を継げる人間がいなかった。
EVE Onlineでアライアンスリーダーを交代するのは、ゲームシステム上は「右クリックして権限を移譲するだけ」だ。もちろん文化的・政治的には複雑な話ではある。しかしそれにしても——数百人規模の小さなコープでさえ3〜5人のコアリーダーが存在するというのに、あれほどの巨大アライアンスで後継者が一人も育っていなかったというのは、組織として深刻な問題だったと言わざるを得ない。
責任の所在は、Gobbinsではなく、Hordeのインナーサークルにある。
その証拠に、解散後のHordeがどうなったかを思い出してほしい。ヘルキャンプを受け、パニックの撤退劇となり、ある人はジャンプ・フレイターをバブルの隙間に何とか通して5時間かけて脱出した。リーダー不在のまま「まあ、しょうがない」と逃げるしかなかったのだ。
Gobbinsへの謝罪
率直に言おう。
以前の動画でGobbinsを批判したのは間違いだった。当時は「突然の気まぐれ解散」に見えたが、実態はCCPへの就職という人生の決断と、ゲーム内義務の板挟みで苦しんでいたのだろう。仕事を選んだことは、人間として当然の判断だ。
さらに彼がこの件について沈黙を守っているのも批判されているが、NDA(秘密保持契約)が存在する可能性が高い。就職した以上、公式に喋れないことがあるのは当然だ。個人の生活がかかっているのだから、沈黙を責めるのは筋違いだ。
EVEの未来への影響は?
結論から言えば、大きな影響はないと見ている。
CCPがトッププレイヤーを採用すること自体は悪いことではない。むしろゲームの深い知見を持つ人材が開発側に入ることは、プレイヤーにとってもメリットがあり得る。
問題があったとすれば、それはHorde側の組織的な脆弱性——つまり「リーダーが一人倒れたら全体が崩壊する構造」だったことだ。
一つの大きな教訓を残す出来事として、「Pandemic Hordeの失敗」はEVE Onlineの歴史に刻まれることになる。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 何が起きたか | GobbinsがCCPに採用され、Hordeリーダーを退任・解散 |
| CCPの関与 | 採用したのは事実。「解散命令」は出していないと見られる |
| 本当の問題 | Hordeインナーサークルに後継者がいなかった |
| Gobbinsの責任 | 当初の批判は過剰だった。彼は正当な理由で職を選んだ |
| EVEへの影響 | 実質的には限定的。組織論として語り継がれる出来事 |
情報の断片だけを見て判断するのは危険だ——これはEVE Onlineに限った話ではないが、プレイヤー間の噂や政治が飛び交うこのゲームでは特に重要な教訓となる。
カプセラたちよ、続報に期待しながら、今日もニューイデンを生き延びよう。
この記事はYouTubeのLoru Gaming動画を日本語でまとめたものです。真偽については現時点でまだ確定でないのであしからず。
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